インプラントとはなんだろう

インプラントとは人の体の中に埋め込むもののことをいいます。

例えば、心臓ペースメーカー、人工股関節、人工膝関節、豊胸手術で埋め込むシリコン製のものもこれにあたります。

このインプラントの中でも歯科インプラントのことを一般的に「インプラント」と呼ぶことが多いようです。


歯科インプラント

歯科におけるインプラント治療では、チタン製のインプラント(人工歯根)を顎の骨に埋入し、その上にセラミックなどの被せ物を装着して失った歯の代りとする治療法です。

顎の骨にしっかり固定するため、天然の歯のようにしっかりと噛むことが可能となります。審美性も自然な見た目に仕上げることができます。


インプラントの構造

インプラントは、天然歯でいえば「歯根」にあたる「インプラント体(フィクスチャー)」をあごの骨に埋入します。

次に、人工の歯を固定するための「土台(アバットメント)」をその上に「ネジ(スクリュー)」にて装着します。

さらにその土台の上にセラミックなどの人工歯を装着します。


インプラントの歴史

1950年台に、ブローネマルク博士により、偶然、チタンが骨と結合することが発見され、1960年台にチタン製のインプラントの臨床応用が開始されました。

その後、インプラントには様々な改良が加えられ、臨床成績がさらに向上しています。